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BLOG朝起きると顎がだるい、歯がしみる、詰め物がよく取れる。
そんな不調の裏で、無意識の歯ぎしりや食いしばりが静かに歯を痛めていることは珍しくありません。
やっかいなのは、多くの人が「自分は歯ぎしりなんてしていない」と思い込んでいる点です。
眠っている間や仕事に集中している間の癖なので、自分では気づけないのが当たり前だからです。
この記事では、歯ぎしりと食いしばりの原因・種類・セルフチェックから、自分でできる対策、市販マウスピースと歯科のナイトガードの違い、気になる費用と保険適用、そして割れてしまった歯を補綴やインプラントで治すところまでを、一本の流れで解説します。

歯ぎしりや食いしばりは、痛みや音で気づけるとは限りません。
だからこそ「思い当たる小さなサイン」に目を向けることが第一歩になります。
まずは自分の状態を思い浮かべながら読み進めてください。
歯ぎしりや食いしばりは、大きく分けて眠っている間に起こるものと、起きている日中に起こるものがあります。
睡眠中は脳が休んでいるため、力のコントロールがきかず、体重に近いほどの強い力が歯にかかることもあるとされています。
一方、日中はパソコン作業や運転、重い荷物を持つときなど、集中したり力んだりした瞬間に上下の歯を無意識でグッと合わせてしまいます。
本来、上下の歯が接触するのは食事や会話のときだけで、1日あたりの合計はわずか20分程度が正常とされています。
それ以外の時間に歯を接触させ続ける癖は「TCH(歯列接触癖)」と呼ばれ、歯や顎に負担をかけ続ける原因になります。
朝起きたときに顎がだるい、頬の内側に歯の跡がついている、歯の噛む面が平らにすり減っている。
こうしたサインがあれば、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりの情報はたくさんありますが、「原因やリスクの説明」で終わってしまい、結局どう対処してどのくらい費用がかかるのかまでたどり着けない記事が多いのも実情です。
そこでこの記事では、次の順番で一通りわかるように構成しています。
読み終える頃には、「まず何をすればいいか」と「歯科に相談すべきタイミング」がはっきりするはずです。

結論からお伝えすると、歯ぎしりや食いしばりそのものを完全にゼロにするのは難しくても、正しく対策すれば歯へのダメージは大きく減らせます。
このふたつを押さえるだけで、対応の方向性が定まります。
歯ぎしりや食いしばりは自覚が難しいため、まずは体に出ているサインから気づくことが大切です。
以下の項目に思い当たるものがないか確認してみてください。
複数当てはまる場合は、歯ぎしりや食いしばりが歯や顎に負担をかけているサインかもしれません。
すり減りや割れといった具体的なリスクは、スマイル歯科クリニック・矯正歯科のコラム「食いしばりのリスクを事前に知ろう」でもくわしく紹介しています。
歯ぎしりや食いしばりがあっても、必ずしもすぐ治療が必要とは限りません。
目安として、次のように考えると判断しやすくなります。
様子を見てよい場合は、症状が軽く、朝の顎のだるさが一時的で、歯のすり減りや痛みがほとんどないケースです。
ストレスや疲れが一時的に強かった時期に起こる程度であれば、生活習慣の見直しやセルフケアで落ち着くこともあります。
一方、歯科への相談をおすすめするのは次のような場合です。
これらは歯や顎への負担が蓄積しているサインです。
放置すると被害が広がるため、早めに専門的な診査を受けることが望まれます。
実務では「痛みが出てから」ではなく「すり減りに気づいた段階」で相談いただくほうが、歯を守りやすくなります。

歯ぎしりと食いしばりは「ひとくくり」で語られがちですが、実際にはいくつかのタイプがあり、原因も一つではありません。
ここを理解しておくと、自分に合った対策が選びやすくなります。
順に見ていきましょう。
歯ぎしり・食いしばりは、医学的には「ブラキシズム」と呼ばれ、主に3つのタイプに分けられます。
日本歯科医師会が運営する「テーマパーク8020」によると、こうしたブラキシズムは児童では10〜20%、成人では約5〜8%、患者群では2〜3%に認められると報告されています。
ただし、この数値は主に音の出る睡眠時の歯ぎしりを中心にとらえたものです。
音の出ない日中のクレンチング(食いしばり)まで含めると、自覚のないまま行っている人はさらに多いと考えられています。
歯科の現場でも、「歯ぎしりの自覚はないのに歯のすり減りが強い」という方は少なくありません。
歯ぎしり・食いしばりの原因として最も大きいと考えられているのが、ストレスや緊張です。
日中に受けたストレスや不安、緊張は、睡眠中に脳が情報を整理する過程で歯ぎしりという形で発散されるとされています。
テーマパーク8020でも、ストレスや不安、緊張、睡眠に関わる問題、一部の薬剤(抗うつ薬など)が関連因子として挙げられています。
生活習慣も引き金になります。
とくに現代はスマートフォンやパソコンに向かう時間が長く、下を向いて画面に集中する姿勢は、無意識の食いしばりを誘発しやすいと言われています。
「気づいたら歯を噛みしめている」という日中の癖は、この生活習慣型が多いのが特徴です。
ストレスや生活習慣だけでなく、噛み合わせや歯並びのバランスが歯ぎしり・食いしばりに関係するケースもあります。
歯並びに凸凹があったり、噛み合わせが深すぎたりすると、特定の歯だけに強い力が集中しやすくなります。
すると、その歯を守ろうと無意識に歯を動かし、かえって歯ぎしりを助長してしまうことがあります。
噛み合わせの乱れが体の不調にまでつながる可能性については、コラム「噛み合わせの悪さは健康面において害はありますか」でも触れています。
このタイプでは、ナイトガードで歯を守りながら、根本にある噛み合わせや歯並びそのものを整えることで負担が軽くなることがあります。
歯並びの乱れが強い場合は、矯正治療という選択肢も検討に値します。
矯正の考え方は「スマイル歯科クリニック・矯正歯科の矯正治療」のページで詳しく紹介しています。

歯ぎしりや食いしばりは、「クセ」で済ませてしまいがちですが、放置すると歯にも体にもさまざまなダメージが蓄積します。
ここが軽く見てはいけない理由です。
どのようなリスクがあるのか、具体的に確認していきます。
歯ぎしり・食いしばりで最も直接的にダメージを受けるのが、歯そのものです。
強い力が繰り返しかかると、歯の噛む面のエナメル質がすり減り、歯がしみる知覚過敏が進みます。
すり減りが進むと歯の高さが低くなり、噛み合わせ全体が崩れていくこともあります。
さらに力が集中すると、歯にヒビが入ったり、最悪の場合は歯が割れてしまうこともあります。
とくに神経を抜いた歯や、大きな詰め物の入った歯はもろくなっているため、歯ぎしりの力で破折しやすい傾向があります。
歯の根まで割れてしまう「歯根破折」が起きると、多くの場合その歯は抜歯が必要になります。
実際の診療でも、歯を失う原因として歯根破折は決して少なくありません。
歯ぎしり・食いしばりのダメージは、自分の歯だけにとどまりません。
治療で入れた詰め物や被せ物(クラウン)、ブリッジは、強い力が繰り返しかかることで欠けたり、外れたり、割れたりします。
「せっかく治した歯がまたすぐ取れる」という背景に、歯ぎしりが隠れていることは珍しくありません。
インプラントも例外ではありません。
インプラント本体は丈夫ですが、上に取り付ける人工歯(上部構造)は歯ぎしりの強い力でネジがゆるんだり、破損したりすることがあります。
せっかく高い費用をかけて治療しても、歯ぎしり対策をしなければ寿命を縮めてしまいかねません。
そのため、インプラント治療後にナイトガードの装着をおすすめするケースも多くあります。
歯ぎしり・食いしばりの影響は、歯だけでなく顎の関節や全身にも及びます。
顎に過度な負担がかかり続けると、口を開けると顎が鳴る、口が開けにくい、顎が痛いといった顎関節症の症状が出ることがあります。
また、噛みしめに使う頬の筋肉(咬筋)が常に緊張することで、こめかみや首、肩の筋肉までこわばり、慢性的な肩こりや頭痛につながることもあります。
エラの部分の筋肉が発達して顔が四角く見える「エラ張り」も、食いしばりが一因になることがあります。
原因不明の肩こりや頭痛が続く方は、その裏に食いしばりが潜んでいる可能性も考えてみてください。

歯ぎしり・食いしばりは、まず自分でできる対策から始められます。
ただし、セルフケアには限界があり、市販のマウスピースにも注意点があります。
できることと、専門的な対処が必要なことを整理していきます。
日中の食いしばりは、意識づけとちょっとした習慣で減らすことができます。
とくに効果的なのが、TCH(歯列接触癖)を減らす工夫です。
このリラックスした状態を体に覚えさせることが、日中の食いしばり対策の基本になります。
あわせて、以下のようなケアも役立ちます。
ただし、これらのセルフケアで対処できるのは主に日中の食いしばりです。
眠っている間の歯ぎしりは意識でコントロールできないため、セルフケアだけで歯を守りきるのは難しいのが正直なところです。
「マウスピースなら市販品でいいのでは」と考える方も多いですが、市販品と歯科で作るナイトガードには大きな違いがあります。
市販のマウスピースは、お湯で温めて自分で噛んで形をとる既製品が中心です。
手軽で安価ですが、次のような限界があります。
一方、歯科で作るナイトガードは、一人ひとりの歯型を精密にとり、噛み合わせを診査したうえで製作します。ここに歯科医院ならではの強みがあります。
医療法人スマイルでは歯科技工士と密に連携しており、その方の歯列や噛み合わせに合わせた装置を細かく調整しながら製作できます。
現場の視点で言えば、装置は「作って終わり」ではなく、装着後の当たり具合を見て微調整できるかどうかで、快適さと歯を守る効果が大きく変わります。
技工士と密に連携することで、こうしたきめ細かな対応がしやすくなります。

セルフケアや市販品で対応しきれない歯ぎしり・食いしばりには、精密な診査に基づくナイトガードが有効です。
すでに歯が割れてしまった場合には、補綴やインプラントで機能を取り戻す治療につながります。
歯を守る段階から、失った歯を取り戻す段階まで、順に説明します。
歯科で作るナイトガードは、単に歯型に合わせるだけでなく、噛み合わせのバランスまで診査して製作します。
歯ぎしり・食いしばりの力を一部の歯に集中させず、装置全体で受け止めて分散させることで、歯や顎への負担を軽くするのが目的です。
装着してみて当たりが強い部分があれば、その場で削って調整し、その方に最適なバランスに整えていきます。
スマイル歯科クリニック・矯正歯科は、開院以来、矯正治療で3,000症例以上に携わってきた噛み合わせの診査を得意とする歯科医院です。
歯科技工士と密に連携しているため、装置の製作から調整までスムーズに対応できます。
噛み合わせや歯並びそのものに原因がある場合には、ナイトガードで歯を守りながら、矯正治療で根本改善を目指すという選択肢もご提案できます。
ナイトガードで気になるのが費用です。
ここは市販品との大きな違いにもなります。
歯ぎしり・食いしばりや顎関節症の治療を目的として歯科医師が必要と判断した場合、ナイトガード(スプリント)は健康保険が適用されます。
一般的に、保険適用で3割負担の場合の費用は、検査や型取りを含めておおむね3,000〜5,000円程度が目安とされています。
保険適用のナイトガードは、破損や紛失時の再作製に期間の制限がある点には注意が必要です。
より薄く精密なものや、予防・審美目的で自費で製作する場合は、1万円〜3万円程度が目安になります。
どちらが適しているかは、症状や目的によって変わります。
なお、歯ぎしりを放置して歯が割れ、抜歯やインプラント治療にまで進むと、費用は一気に数十万円単位に膨らみます。
スマイル歯科クリニック・矯正歯科の料金の考え方や分割払いについては「料金ページ」でご確認いただけますが、費用の面から見ても、歯を失う前にナイトガードで守っておくことがいかに大切かがわかります。
インプラント治療の見積もりや術式の選び方は、知っているか知らないかで数十万円・数年単位の差が出ます。
受け取らなければ損をするだけの内容なので、将来に不安のある方は「知らないと後悔するインプラント治療の真実!」の小冊子を、今のうちに無料で受け取っておくのがおすすめです。
歯ぎしり・食いしばりですでに歯が欠けたり割れたりしてしまった場合でも、状態に応じて機能を取り戻す治療があります。
割れ方が軽く、欠けが小さい場合は、詰め物や被せ物(クラウン)で修復します。
神経まで達している場合は根の治療を行ったうえで被せ物をします。
こうした補綴治療で歯を残せるかどうかは、割れの深さと位置によって決まります。
歯の根まで割れて抜歯が必要になった場合は、失った歯を補う治療として、ブリッジ・入れ歯・インプラントという選択肢があります。
なかでもインプラントは、周りの歯を削らずにしっかり噛める点が特徴です。
スマイル歯科クリニック・矯正歯科は、年間300症例以上のインプラント治療実績があり、「インプラント治療」に力を入れています。
インプラント体1本あたり29万円〜(税別)で10年保証を設け、24回まで無金利の分割払いにも対応しています。
他院で「骨が足りないからインプラントは難しい」と言われた方も、サイナスリフトやソケットリフト、GTR法といった「骨が足りない方への治療」で対応できるケースがあります。
治療が怖い、痛みが不安という方には、静脈内鎮静法を用いてうとうとした状態のまま受けていただくことも可能です。
「もう少し早く相談していれば、抜かずに済んだかもしれない」というお声を、これまで何度も伺ってきました。
判断材料がないまま治療を進めてしまうことほど、もったいないことはありません。
後悔したくない方は、「知らないと後悔するインプラント治療の真実!」の小冊子を、検討段階のうちに受け取っておいてください。

歯ぎしり・食いしばりについて、患者さんからよく寄せられる質問をまとめました。
受診や対策を考えるときの参考にしてください。
ひとつずつお答えします。
歯ぎしり・食いしばりの相談は、歯科または歯科口腔外科が適しています。
まずはかかりつけの歯科で、歯のすり減りや噛み合わせ、顎の状態を診てもらうとよいでしょう。
噛み合わせの診査やナイトガードの製作は歯科で行えます。
顎の痛みや開けにくさが強い場合は、顎関節症の診療に対応した歯科口腔外科の受診が望ましいこともあります。
まずは身近な歯科で相談し、必要に応じて専門的な対応につないでもらうのが安心です。
市販のマウスピースは、一時的に歯を保護する役割は果たしますが、注意も必要です。
既製品は自分の歯列にぴったり合わないため、はめている間に噛み合わせが変わってしまったり、合わないまま使い続けて顎に負担がかかったりするおそれがあります。
強い歯ぎしりでは耐久性も不足しがちです。
歯をしっかり守り、悪影響を避けるという意味では、歯型と噛み合わせを診査して作る歯科のナイトガードのほうが安心です。
歯ぎしり・食いしばりや顎関節症の治療目的で歯科医師が必要と判断した場合、ナイトガードは健康保険が適用されます。
保険適用で3割負担の場合、検査や型取りを含めておおむね3,000〜5,000円程度が目安です。
予防や審美目的、より精密なものを自費で作る場合は1万円〜3万円程度が目安になります。
症状や目的によって適した種類が変わるため、まずは歯科で相談することをおすすめします。
ボトックス治療とナイトガードは、目的とアプローチが異なります。
ナイトガードは、主に睡眠中の歯ぎしりから歯を物理的に守る装置です。
一方、ボトックス治療は、噛みしめに使う咬筋にボツリヌス製剤を注射し、筋肉の過剰な緊張をやわらげることで食いしばりの力そのものを弱める方法です。
日中の食いしばりやエラ張りが気になる方に選ばれることがあります。
ボトックスは自費診療で、効果は数ヶ月ごとに繰り返す必要があります。
どちらが適しているかは症状によって異なるため、歯科で診査を受けたうえで選ぶとよいでしょう。

歯ぎしりと食いしばりは、眠っている間や集中している間の無意識の癖のため、多くの人が気づかないうちに歯を痛めています。
日本歯科医師会のテーマパーク8020でも、成人の一定数にブラキシズムが認められると報告されており、決して特別なものではありません。
大切なのは、放置せずに正しく対策することです。
日中の食いしばりはセルフケアで減らし、眠っている間の歯ぎしりは歯科で作る精密なナイトガードで歯を守る。
噛み合わせや歯並びに原因がある場合は矯正で根本から整える。
そして、すでに割れてしまった歯は補綴やインプラントで機能を取り戻す。
この流れで考えると、今の自分が何をすべきかが見えてきます。
スマイル歯科クリニック・矯正歯科は、小牧市を中心に犬山市・春日井市・江南市・岩倉市の皆さまにご来院いただいている歯科医院です。
矯正治療3,000症例以上の噛み合わせ診査の経験と、インプラント年間300症例以上の実績、歯科技工士との密な連携による精密な装置づくり、静脈内鎮静法や10年保証、24回無金利の分割払いなど、歯を守る段階から失った歯を取り戻す段階まで一貫して対応しています。
理事長の尾崎隆は、1989年の歯科医師免許取得以来、インプラントと矯正の研鑽を重ねてきました。
そんなお悩みをお持ちの方は、一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。
医療法人スマイルの取り組みは医療法人スマイル公式サイトでもご覧いただけます。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。
症状や治療方針には個人差があるため、実際の診断・治療については必ず歯科医師にご相談ください。
これからインプラント治療や歯を守る治療を検討する方向けに、「知らないと後悔するインプラント治療の真実!」の小冊子を無料でプレゼントしています。
無料診断・LINE相談・30秒の簡単チェックもご用意していますので、以下からお気軽にご活用ください。
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