50代で部分入れ歯からインプラントに切り替える判断のポイント

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50代で部分入れ歯からインプラントに切り替える判断のポイント

部分入れ歯を使いながら、そろそろインプラントも考えたほうがいいのだろうか。
50代でそう感じ始める方は少なくありません。

毎日使えてはいるけれど、バネの見た目が気になる。
支えにしている歯がこの先ももつのか不安がある。
かといって手術に踏み切る決心もつかない。
そうして数年が過ぎてしまう方もいらっしゃいます。

迷いが長引くのは、判断に必要な材料がそろっていないことが原因である場合がよくあります。

 

この記事では、切り替えを見極める3つの材料、決める前に確かめておきたい口の中の状態、50代が感じやすい不安、費用の考え方、相談先を選ぶときに確認したい診療体制までを順にまとめました。

読み終えるころには、次の相談で何を聞けばよいのかがはっきりしているはずです。

 


【この記事の監修者】

医療法人スマイル 理事長 尾崎 隆(歯科医師)

1989年歯科医師国家資格取得。
1999年スマイル矯正歯科(現・スマイル歯科クリニック・矯正歯科)開設。
2013年名駅歯科クリニック・矯正歯科、2018年岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科、アルティメイト栄歯科・矯正歯科を開設。
2020年医療法人スマイル設立、理事長就任。

資格・研修歴:USA OBI LEVEL4/MALO CLINIC Educationコース修了(All-on-4・インプラント)/マウスピース矯正・インビザライン認定医


 

 

部分入れ歯を使いながらインプラントへの切り替えを考え始める方が多い年代

部分入れ歯を使いながらインプラントへの切り替えを考え始める方が多い年代

部分入れ歯そのものに大きな不満はないけれど、このまま使い続けていいのか分からない。
50代の方からは、そうした声をよくうかがいます。

まずは、切り替えを考えるきっかけになりやすい3つの変化から整理します。

  • バネの見た目や話しづらさが気になってくる
  • 支えにしている歯の将来が心配になる
  • まわりに相談しにくく判断を先延ばしにしやすい

順に見ていきます。

 

バネの見た目や話しづらさが気になってくる

ご相談で特に多いのは、「笑ったときに金具が見えてしまう」「食事の途中で浮いてくる感じがある」「発音がしづらい場面がある」という3つの困りごとです。

部分入れ歯は、隣の歯にバネをかけて人工の歯を支える装置です。

公益社団法人日本口腔インプラント学会の一般向けページでも、取り外し式の入れ歯は比較的短い期間で作れて費用を抑えやすい一方、取り外しの手間があり、噛む力が弱く、フックをかけた歯に負担がかかると説明されています。

【参照】公益社団法人日本口腔インプラント学会「入れ歯やブリッジとの違いは」

 

スマイル歯科クリニック・矯正歯科の入れ歯でお困りの方へのページでも、入れ歯の課題として、形が合わないとずれや痛みが生じること、バネが歯にかかるため見た目の面で劣ること、硬いものが噛みにくいことを挙げています。

 

 

支えにしている歯の将来が心配になる

部分入れ歯でいちばん気にしておきたいのは、外から見える部分ではなく、バネがかかっている歯のほうです。

同院の入れ歯のページでは、バネのかかる柱になる歯に負担がかかり、数年でぐらぐらし始めることがあると説明されています。

支えの歯が1本弱くなると、その歯を含めて入れ歯の作り直しが必要になることがあり、欠損の範囲が広がっていく場合があります。

 

つまり、切り替えを考えるかどうかの分かれ目は、今使っている入れ歯の不便さよりも、支えの歯がどれくらいもちそうかという見通しにあります。

 

 

まわりに相談しにくく判断を先延ばしにしやすい

同年代で入れ歯を使っている人がどれくらいいるのか分からないため、話題にしにくいという声もよく聞きます。

厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査では、部分床義歯、いわゆる部分入れ歯を装着している人の割合は、50歳から54歳で5.2%、55歳から59歳で4.3%でした。

一方、60歳から64歳では11.2%、65歳から69歳では20.4%と、年代が上がるほど大きく増えていきます。

【出典】厚生労働省「令和6年歯科疾患実態調査結果の概要」(令和7年12月修正版・表14)

 

そのうえ、この年代は欠損がこれから増えるか、今の状態で止められるかの分かれ目でもあります。

周囲に聞けないからこそ、歯科医院で検査結果に基づいた説明を受けることが近道になります。

 

 

部分入れ歯から切り替えるかどうかを見極める3つの材料

部分入れ歯から切り替えるかどうかを見極める3つの材料

結論から言うと、切り替えるかどうかは「入れ歯が合わないかどうか」だけでは決められません。

判断は、次の3つの材料をそろえてから行うと迷いが減ります。

  • 材料①:今残っている歯をこの先も使えるかどうか
  • 材料②:失った歯の本数と位置、噛み合わせのバランス
  • 材料③:治療費と支払い方法を含めた長い目での見通し

ひとつずつ確認していきます。

 

材料①:今残っている歯をこの先も使えるかどうか

1つ目の材料は、今残っている歯の状態です。

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め、それを土台にして人工の歯を作る治療です。

公益社団法人日本口腔インプラント学会の入れ歯やブリッジとの違いの解説では、ブリッジのように隣の歯を削る必要がないこと、入れ歯のような取り外しの手間や口の中の違和感がないこと、残っている歯への負担が少ないことが利点として挙げられています。

【参照】公益社団法人日本口腔インプラント学会「入れ歯やブリッジとの違いは」

 

一方で、公的医療保険が適用されない自由診療のため費用は高くなりやすく、治療期間も長めになると説明されています。

 

残っている歯に歯周病が進んでいる場合は、その治療を先に行ってから検討することになります。

歯ぐきの状態が落ち着かないうちに人工の歯根を入れても、長く使える状態になりにくいためです。

 

 

材料②:失った歯の本数と位置、噛み合わせのバランス

2つ目の材料は、失った歯の本数と位置です。

同じ「部分入れ歯を使っている」という状態でも、奥歯を2本失っている場合と、上の前歯を含めて5本以上失っている場合とでは、検討する方法が変わります。

スマイル歯科クリニック・矯正歯科のインプラント治療のページでは、1本の欠損から複数歯の欠損、すべての歯を失った状態まで、状態に応じた方法を案内しています。

 

噛み合わせのバランスも見逃せません。

片側だけで噛む癖が続くと、残っている歯や顎の関節に負担が偏りやすくなります。

 

 

材料③:治療費と支払い方法を含めた長い目での見通し

3つ目の材料は、費用と支払い方法です。
インプラントは自由診療のため、保険の入れ歯と比べると1回あたりの負担は大きくなります。
ただし、比べるのは初回の金額だけではありません。

入れ歯は数年ごとに調整や作り直しが必要になることがあり、支えの歯を失えばそのたびに作り替えの範囲が広がります。

インプラントは治療後のメンテナンスが前提になり、長く使うほど定期検診の積み重ねが必要です。

 

スマイル歯科クリニック・矯正歯科では、現金とクレジットカードのほかに、分割払い(デンタルローン)を利用できます。

公式サイトのトップページでは、治療費の支払いに24回払いまで分割手数料が無料の分割払いを利用できると案内されています。

支払い方法の詳細は料金のページで確認できます。

 

 

切り替えを決める前に今の歯の状態を確かめておきたい場面

切り替えを決める前に今の歯の状態を確かめておきたい場面

ここを飛ばしてしまうと、治療の選択肢を自分で狭めてしまうことがあります。

切り替えを決める前に確かめておきたい場面は、次の4つです。

  • 部分入れ歯のバネがかかる歯に力が集中しやすい
  • レントゲンだけでは骨の厚みや歯の根の状態が読み取りにくい
  • 歯科用CTで立体的に確認すると選べる治療が変わることがある
  • 抜いた歯は元に戻せないため進める順番に気をつける

それぞれ具体的に紐解いていきます。

 

部分入れ歯のバネがかかる歯に力が集中しやすい

部分入れ歯は、残っている歯にバネをかけて固定します。
そのため、噛む力の一部がバネのかかる歯に集まります。

支えになっている歯は、本来その歯が受け持つ力に加えて、人工の歯にかかる力の一部まで引き受けることになります。

力が集中した歯は、歯を支える骨が少しずつ減り、ぐらつきが出てくることがあります。
痛みが出ないまま進むこともあり、気づいたときには支えとして使いにくくなっている場合があります。

 

「今の入れ歯を使い続けられるか」は、装置そのものよりも支えの歯の余力で決まる部分が大きいという点を押さえておいてください。

 

 

レントゲンだけでは骨の厚みや歯の根の状態が読み取りにくい

通常のレントゲンは、口の中の全体像をつかむには有効な検査です。
ただし、平面の画像のため分からないこともあります。

スマイル歯科クリニック・矯正歯科の歯科用CT・インプラント手術室のページでは、手術で神経管や血管の位置などの危険領域をはじめ、骨の幅や骨の質を正確に診査・診断するにはCT検査が欠かせないと説明しています。

「骨が足りないから難しい」と言われた場合も、その判断がどの検査に基づくものなのかで意味が変わります。

 

 

歯科用CTで立体的に確認すると選べる治療が変わることがある

歯科用CTは、顎の骨を三次元で撮影する装置です。
骨の高さや幅、形、神経や血管との位置関係を立体的に把握できます。

同院のページでは、CT検査により不必要な骨移植や骨造成を避けられる場合があること、最終的な人工の歯を装着したときの理想的な位置を想定できることが挙げられています。

 

骨の量が十分でない場合に検討される処置としては、上顎洞の底の粘膜を持ち上げてスペースに骨を補うサイナスリフトやソケットリフト、骨の欠損が大きくない場合のGTR法などがあります。

詳しくは骨が薄い方の治療のページで説明されています。

 

ただし、どの方法を選べるかは骨の状態や全身の状態によって変わります。

数値だけで術式が決まるわけではなく、歯科用CTの診断と適応条件を照らし合わせたうえでの判断が必要です。

 

 

抜いた歯は元に戻せないため進める順番に気をつける

治療を進める順番でいちばん気をつけたいのは、抜歯の判断です。

抜いた歯は元に戻せません。
そのため、抜歯を含む計画を提示された場合は、その歯を残す方法が本当にないのかを確認しておきたいところです。

 

検査を受けて現状を把握し、残す歯と補う歯を分けて整理する。

この順番で進めると、あとから後戻りしたくなる場面を減らせます。

 

 

50代で切り替えを考えるときに感じやすいこと

50代で切り替えを考えるときに感じやすいこと

「手術」と聞いた時点で気持ちが止まってしまう方は多くいらっしゃいます。

50代の方からよくうかがう不安は、次の4つに整理できます。

  • 手術そのものが怖い、痛みが続くのではと感じる
  • 持病や服用中の薬があっても受けられるのか
  • 年齢を重ねた後に手入れを続けられるか気になる
  • どこまで費用がかかるのか見当がつかない

以下で詳しく説明します。

 

手術そのものが怖い、痛みが続くのではと感じる

手術への不安は、痛みへの不安と、何をされるのか分からないことへの不安が混ざっている場合がほとんどです。

スマイル歯科クリニック・矯正歯科の説明では、手術中は患部に局所麻酔を行うため手術中の痛みは抑えられる一方、術後に麻酔が切れると痛みや腫れが出ることがあるとされています。

不安が強い方や、治療に時間がかかる方に向けては、静脈内鎮静法という方法も用意されています。
点滴で鎮静剤を投与し、呼びかければ応答できる程度の意識を保ちながら、緊張をやわらげた状態で治療を受ける方法です。

 

怖さの正体が「痛み」なのか「分からなさ」なのかを言葉にしておくと、相談の場で具体的な対応を聞き出しやすくなります。

 

 

持病や服用中の薬があっても受けられるのか

50代になると、高血圧や糖尿病などで通院している方も増えてきます。

同院のインプラントのリスクのページでは、糖尿病で血糖値が高い状態が続いていると手術時の傷が治りにくく炎症反応も起きやすいため、内科での治療を先に行う必要があると説明されています。

血糖値が安定すれば治療は可能とされており、かかりつけの医師と歯科医師が連携して進める形になります。

 

骨粗しょう症の薬を服用している場合も、手術の前に伝えておきたい情報です。

同ページでは、骨密度が低いと人工の歯根が骨と結びつきにくくなること、服用中の方は手術前に相談してほしいことが示されています。

 

独立行政法人国民生活センターも、インプラント治療について、治療前に歯科医師へ口の中と全身の状況、治療方法や費用、リスクなどの説明を求めるよう呼びかけています。

【出典】独立行政法人国民生活センター「あなたの歯科インプラントは大丈夫ですか」(2019年3月14日公表)

 

持病があることは、相談をためらう理由にはなりません。

お薬手帳を持参して、服用中の薬をそのまま伝えるところから始めてください。

 

 

年齢を重ねた後に手入れを続けられるか気になる

「今は自分で磨けるけれど、10年後、20年後はどうなのか」という不安も、この年代ならではのものです。

日本口腔インプラント学会のお手入れの解説では、治療が終わったあとも良好な状態を保つために定期的なメンテナンスが必要で、頻度は口の中の状態によって異なるものの3カ月から半年が一般的とされています。

【参照】公益社団法人日本口腔インプラント学会「インプラントのお手入れ」

 

手入れを怠ると、人工の歯根の周囲に炎症が起きることがあります。

初期のサインについては「インプラント周囲炎の兆候を見逃さない!初期症状・原因・治療法まとめ」でも解説しています。

一方、取り外し式の入れ歯も、洗浄や調整といった手入れが欠かせません。

どちらを選んでも手入れは続くという前提で、通いやすさや続けやすさを比べておくと判断しやすくなります。

 

 

どこまで費用がかかるのか見当がつかない

費用の不安は、金額の大きさよりも「どこまでかかるか分からない」という点から生まれます。

自由診療のインプラントは、表示されている金額に何が含まれているかが医院ごとに異なります。
手術料だけを示している場合もあれば、検査や人工の歯まで含めて示している場合もあります。

費用の内訳については、このあとの内容で詳しく整理します。

 

切り替えを迷っている段階では、何を確認すれば判断できるのかが見えにくいものです。

治療を決める前に材料をそろえておきたい方に向けて、無料ガイドで、3分でわかる治療適性チェックと、実際の症例・費用例をご確認いただけます。

読んだうえで相談するかどうかを決めていただいて構いません。


インプラント治療の無料ガイド

 

失った歯の本数で変わるインプラントの進め方

失った歯の本数で変わるインプラントの進め方

進め方は1通りではありません。
失った歯の本数と位置によって、検討する方法が分かれます。

ここでは、本数ごとの考え方を4つに分けて整理します。

  • 残せる歯が多い場合は失った部分だけを補う方法が検討される
  • 多くの歯を失っている場合に検討されるオールオン4と適応条件
  • 埋入する本数や術式は歯科用CTの診断と噛み合わせから判断される
  • 治療期間中は今の部分入れ歯を使いながら進められる場合がある

まずは残せる歯が多い場合から見ていきます。

 

残せる歯が多い場合は失った部分だけを補う方法が検討される

残っている歯が多く、歯ぐきの状態も落ち着いている場合は、失った部分だけを補う方法が検討されます。

失った歯の位置に人工の歯根を埋め、その上に人工の歯を作る形です。
両隣の歯を削らずに済むため、残っている歯をそのまま使い続けられる点が入れ歯やブリッジとの違いになります。

ただし、支えになっていた歯にすでにぐらつきがある場合は、その歯の治療を含めた計画になります。

 

 

多くの歯を失っている場合に検討されるオールオン4と適応条件

多くの歯を失っている場合に検討されるのが、オールオン4です。

4本の人工の歯根で人工の歯全体を支える方法で、すべての歯を1本ずつ補う場合と比べて、体と費用の負担を抑えられるとされています。

同院のページでは、骨を増やす処置を行わずに受けられる場合が多いこと、人工の歯根を埋めたその日に仮歯を固定できることが特徴として挙げられています。

ただし、口の中の状態によっては仮歯の装着が翌日以降になる可能性があるとも明記されています。

適応条件もあります。
歯や全身の健康状態によっては適用できないこと、人工の歯根を埋める部分に自分の歯が残っている場合は適用できないことが示されています。

 

「多数の歯を失っている方向けの方法」という理解にとどめ、自分が当てはまるかどうかは検査を受けてから確認してください。

 

 

埋入する本数や術式は歯科用CTの診断と噛み合わせから判断される

何本埋めるかは、失った歯の本数と同じになるとは限りません。

噛む力をどこで受け止めるか、骨がどこに残っているかによって、本数も位置も変わります。

同院では歯科用CTの検査結果をもとに埋入位置をシミュレーションし、その計画どおりに進めるためのガイド(サージカルテンプレート)を作製したうえで埋入する方法をとっています。

 

説明を受けるときは、「何本入れるのか」だけでなく「その本数で噛む力をどう支えるのか」を聞いてみてください。

計画の意図が見えると、提案された内容を自分で判断しやすくなります。

 

 

治療期間中は今の部分入れ歯を使いながら進められる場合がある

治療中の見た目を心配される方も多いのですが、期間中はこれまでの部分入れ歯や仮の装置を使いながら進められる場合があります。

同院の説明では、人工の歯根を埋めたあとの経過観察の目安は上顎で4カ月から6カ月、下顎で2カ月から3カ月とされ、その後に人工の歯を装着する流れになります。

全体では最低でも3カ月ほどかかるとされています。

 

期間中の過ごし方については「インプラント治療中の歯がない期間の対応方法!期間中の注意点を解説」でも具体的に紹介しています。

仕事や予定に合わせて動きたい方は、仮の歯が入る時期と、最終的な歯が入る時期を分けて確認しておくと計画を立てやすくなります。

 

 

切り替えを判断するうえで押さえておきたい費用の考え方

切り替えを判断するうえで押さえておきたい費用の考え方

費用は、金額そのものより「何が含まれているか」で見え方が変わります。

ここでは、確認しておきたい3つの視点を取り上げます。

  • 表示されている手術料と別にかかる費用を分けて確認する
  • 分割払いを利用して月々の支払いを見通す
  • 医療費控除を含めて実質の負担を見直す

具体的なポイントは次の通りです。

 

表示されている手術料と別にかかる費用を分けて確認する

インプラントの費用でまず押さえたいのは、示されている金額が手術料なのか、人工の歯まで含んだ金額なのかという点です。

スマイル歯科クリニック・矯正歯科の料金のページには、掲載している金額は手術料のみで、別途、麻酔や上部構造などの諸費用がかかると明記されています。

オールオン4については、手術料のみの目安として175万円(税抜)と案内されており、こちらも別途、麻酔などの諸費用がかかるとされています。

人工の歯根1本あたりの費用は、公式サイトで1本29万円(税抜)からと案内されており、こちらも手術料のみの金額です。

本数や口の中の状態によって変わるため、無料カウンセリングのあとに事前に見積もりが提出されます。

 

比較するときは、金額の合計だけでなく、どこまで含まれているかをそろえてから並べてみてください。

費用の内訳の考え方は「インプラント治療の費用はいくらかかる?目安や内訳、負担を抑える方法を解説」でも整理しています。

 

 

分割払いを利用して月々の支払いを見通す

一度にまとまった金額を用意するのが難しい場合は、分割払いという方法があります。

同院では、現金とクレジットカードのほか、デンタルローンによる分割払いを利用できます。

月々の支払額は、見積もりの段階で試算してもらうと見通しを立てやすくなります。

 

料金のページでは、見積書の料金に上乗せされて費用がかかることはないと説明されています。

利用の可否や条件は申込先の審査によって決まるため、検討する場合は相談の際に確認しておいてください。

 

 

医療費控除を含めて実質の負担を見直す

インプラント治療の費用は、医療費控除の対象になります。
同院の料金のページでも、保険診療は行っておらず、治療費は医療費控除の対象になると案内されています。

 

国税庁の説明では、医療費控除の額は、その年に実際に支払った医療費の合計額から、保険金などで補填される金額と10万円(その年の総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5パーセント)を差し引いて計算し、上限は200万円とされています。

【出典】国税庁タックスアンサー No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)

 

国税庁の歯の治療費に関する解説では、デンタルローンを利用した場合、信販会社が立て替えて支払った金額は、その立替払をした年(ローン契約が成立した年)の医療費控除の対象になるとされています。

ただし、金利および手数料に相当する部分は対象になりません。

【出典】国税庁タックスアンサー No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

 

申請の流れは「インプラント治療は医療費控除で負担軽減可能!計算方法や申請の流れ、注意点を解説」で確認できます。
領収書は手元に残しておいてください。

 

費用は、金額そのものよりも何が含まれているかで見え方が変わります。

見積もりを比べる前に、実際の症例・費用例と、失敗しない医院選びのチェックリスト7項目に目を通しておくと、確認すべき項目を整理できます。


インプラント治療の無料ガイド

 

切り替えを相談するときに確認しておきたい診療体制

切り替えを相談するときに確認しておきたい診療体制

相談先の選び方が分かると、1回の受診で得られる情報の量が変わります。

確認しておきたいのは、次の4点です。

  • 歯科用CTの診断結果と治療計画の説明を受けられるか
  • 手術への不安が強い場合に静脈内鎮静法を選べるか
  • 保証の範囲と定期検診の条件が示されているか
  • 無料カウンセリングで確認できること

まずは検査と説明の体制から見ていきます。

 

歯科用CTの診断結果と治療計画の説明を受けられるか

最初に確認したいのは、検査の結果をその場で見せながら説明してもらえるかどうかです。

スマイル歯科クリニック・矯正歯科は歯科用CTとインプラント専用の手術室を備え、術中のバイタルサインを確認する生体管理モニタも導入しています。

 

画像を見ながら、骨がどこにどれだけ残っているのか、どの位置に埋入する計画なのかを聞けると、提案された内容を自分の言葉で理解できます。

 

 

手術への不安が強い場合に静脈内鎮静法を選べるか

不安が強い方や、治療に時間がかかる方には、静脈内鎮静法を選べるかどうかが判断材料になります。

同院では静脈内鎮静法を導入しており、医療法人スマイルのスタッフ紹介によると、麻酔医は日本歯科麻酔学会の認定医です。
全身の状態を確認しながら進める体制がとられています。

 

対応できるかどうかは全身の状態や当日の体調によって変わるため、相談の段階で希望を伝え、適応を確認しておくと安心です。

 

 

保証の範囲と定期検診の条件が示されているか

保証は年数だけでなく、範囲と条件まで確認しておきたい項目です。

同院の料金のページでは、人工の歯根(フィクスチャー)について10年保証を設けており、保証の範囲は本体に限ること、最低半年に1度の定期検診を受けている方が対象になることが示されています。

上部の歯は別の規定となり、保証期間は装着から5年間で、使用期間に応じた負担の考え方が定められています。

 

年数の長さだけで比べず、「どこまでが対象か」「どんな条件が必要か」をあわせて聞いておいてください。

 

 

無料カウンセリングで確認できること

切り替えを迷っている段階では、まず相談だけを受けるという進め方もあります。

同院の無料カウンセリングは、来院とオンラインのどちらでも受けられます。

来院での相談ではCT撮影も無料で、所要時間は30分が目安です。

オンライン相談は画面を通して口の中の状態を確認する形で、10分程度を予定しています。

同ページでは、インプラントの無料相談は治療を強制するものではないと案内されています。

なお、同院はセカンドオピニオンとしての相談にも対応しています。

 

「今日は聞くだけ」と決めて受診しても構いません。

持ち帰って家族と話してから決める方もいらっしゃいます。

 

 

50代の入れ歯とインプラントでよくある質問

50代の入れ歯とインプラントでよくある質問

ここからは、相談前に多くいただく質問にお答えします。

  • Q. 治療中に歯がない期間は今の部分入れ歯を使えますか?
  • Q. 50代で部分入れ歯を作る場合の費用はどのくらいですか?
  • Q. インプラントがうまくいかなかったときに入れ歯へ戻せますか?
  • Q. 部分入れ歯とインプラントを併用することはできますか?
  • Q. 60代になってから切り替えるのでは遅いですか?

順に回答していきます。

 

Q. 治療中に歯がない期間は今の部分入れ歯を使えますか?

使える場合があります。
ただし、そのままの形で使えるとは限りません。

人工の歯根を埋めた部分に装置が当たると治りに影響するため、当たらないように調整したうえで使うのが一般的です。

状態によっては仮の装置を別に作ることもあります。

 

 

Q. 50代で部分入れ歯を作る場合の費用はどのくらいですか?

厚生労働省が定める歯科の診療報酬点数表では、保険が適用される部分入れ歯の点数は、1歯から4歯までの局部義歯(1床につき)で624点、5歯から8歯までで767点とされています。
1点は10円なので、624点は6,240円分です。

【出典】厚生労働省「令和8年度診療報酬改定 診療報酬の算定方法の一部を改正する件(歯科点数表)」M018 有床義歯

 

実際には型取りや噛み合わせの記録、装着、その後の調整などがそれぞれ算定されるため、窓口での負担は装置の点数だけでは決まりません。

素材や設計にこだわった自由診療の入れ歯は、これとは別の費用体系になります。

 

ご自身の欠損の状態に応じた金額は、診察のうえでご案内しています。

 

 

Q. インプラントがうまくいかなかったときに入れ歯へ戻せますか?

状態によっては、入れ歯に戻すことも選択肢になります。

人工の歯根が骨と結びつかなかった場合や、周囲の炎症で使い続けるのが難しくなった場合は、取り外し式の装置に切り替える対応がとられることがあります。

 

スマイル歯科クリニック・矯正歯科では、10年以内に人工の歯根が抜けてきた場合の再治療について、費用はかからないとしています。

適用には最低半年に1度の定期検診が条件です。

 

 

Q. 部分入れ歯とインプラントを併用することはできますか?

併用が検討される場合もあります。

たとえば、奥歯の欠損を人工の歯根で補い、ほかの部分は入れ歯で補うという分け方です。
噛む力を受け止める場所を作れると、入れ歯の安定につながることがあります。

ただし、どこを固定式にしてどこを取り外し式にするかは、残っている歯の位置と骨の状態によって変わります。

 

「すべてを1つの方法でそろえなければいけない」と考えず、組み合わせも含めて相談してみてください。

 

Q. 60代になってから切り替えるのでは遅いですか?

年齢だけで判断されるものではありません。
全身の状態と、そのときに残っている歯や骨の状態で検討します。

ただし、支えの歯を失うほど欠損の範囲は広がり、歯を失った部分の骨は時間とともにやせていきます。

その意味では、早い段階で状態を把握しておくほうが選べる方法は多く残ります。

 

年齢との関係は「インプラント治療は何歳から可能なのか?若年層・高齢者の年齢別注意点」でも解説しています。

 

 

50代で入れ歯からインプラントに切り替える判断のまとめ

50代で入れ歯からインプラントに切り替える判断のまとめ

50代で部分入れ歯からインプラントへの切り替えを考えるときは、今残っている歯をこの先も使えるか、失った歯の本数と位置はどうか、費用と支払い方法の見通しが立つかという3つの材料をそろえてから判断すると迷いが減ります。

 

判断の前提になるのは、自覚症状ではなく検査の結果です。
バネのかかる歯の余力と骨の状態を歯科用CTで確認すると、検討できる方法が変わることがあります。

費用は、手術料と別にかかる項目まで分けて確認し、分割払いや医療費控除も含めて見通しを立ててください。

相談先を選ぶときは、検査結果を示した説明があるか、不安への対応があるか、保証の範囲と条件が示されているかを確かめておくと、1回の受診で得られる情報が増えます。

 

抜いた歯は元に戻せません。
迷っている段階で状態を把握しておくことが、選べる方法を残すいちばん近い方法です。

 

スマイル歯科クリニック・矯正歯科は、愛知県小牧市城山のピエスタ2階にあります。
桃花台センターのバス停から通いやすく、小牧市や犬山市にお住まいの方の相談に対応しています。

歯科用CTとインプラント専用の手術室、生体管理モニタを備え、静脈内鎮静法にも対応しています。

人工の歯根には10年保証(最低半年に1度の定期検診が条件・保証範囲は本体)を設け、相談は無料カウンセリングから受け付けています。

「バネの金具が見えるのが気になる」「支えにしている歯がぐらついてきた」「費用がどこまでかかるのか分からない」。

こうしたお悩みから相談に来られる方が多くいらっしゃいます。

 

医療法人スマイルは、愛知県と岐阜県で複数の歯科医院を運営しています。

グループ全体の取り組みは医療法人スマイル公式サイトでご覧いただけます。

 

【この記事で紹介した自由診療について】

治療名治療内容標準的な費用治療期間・回数主なリスク・副作用
インプラント治療歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め、その上に人工の歯を装着します。歯科用CTの検査結果に基づいて埋入位置をシミュレーションし、ガイド(サージカルテンプレート)を用いて埋入します。1本29万円(税抜)から。掲載料金は手術料のみで、麻酔や上部構造などの諸費用は別途かかります埋入後の経過観察の目安は上顎4〜6カ月、下顎2〜3カ月。全体で最低3カ月程度術後に痛み・腫れ・内出血が出ることがあります。糖尿病など体の状態によっては治療できない場合があります。神経や血管を損傷する可能性があります。歯ぐきが下がり人工の歯根が見えることがあります。手入れ不足で周囲に炎症が起こることがあります。
オールオン44本の人工の歯根で人工の歯全体を支える方法です。条件が合えば、埋入した当日に仮歯を固定できる場合があります。手術料のみで175万円(税抜)。別途、麻酔などの諸費用がかかります。仮歯は手術当日または翌日以降。最終的な人工の歯はおよそ半年後。歯や全身の健康状態によっては適用できません。埋入部位に自分の歯が残っている場合は適用不可。口の状態により仮歯の装着が翌日以降になることがあります。インプラント治療と同様のリスクが生じる場合があります。

これらは公的医療保険が適用されない自由診療です。

 

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断や治療方針を示すものではありません。

実際の適応や費用は口腔内の状態によって異なりますので、歯科医師の診察を受けたうえでご相談ください。

 

部分入れ歯を続けるか、インプラントに切り替えるかは、今の口の中の状態を確かめてから決められます。

スマイル歯科クリニック・矯正歯科では、インプラントの無料カウンセリングを行っており、ご来院での相談ではCT撮影も無料でご案内しています。

その場で治療を決めていただく必要はありません。

ご予約は予約フォームとお電話で受け付けています。


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スマイル歯科クリニック・矯正歯科 お電話で相談する 0568-39-5220

 


【この記事の監修者】

医療法人スマイル 理事長 尾崎 隆(歯科医師)

1989年歯科医師国家資格取得。
1999年スマイル矯正歯科(現・スマイル歯科クリニック・矯正歯科)開設。
2013年名駅歯科クリニック・矯正歯科、2018年岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科、アルティメイト栄歯科・矯正歯科を開設。
2020年医療法人スマイル設立、理事長就任。

資格・研修歴:USA OBI LEVEL4/MALO CLINIC Educationコース修了(All-on-4・インプラント)/マウスピース矯正・インビザライン認定医

最終更新日:2026年9月


 

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※電話受付は10:00~19:30 (土曜日は9:00~18:30)
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医院名
スマイル歯科クリニック・矯正歯科
所在地
〒485-0812
愛知県小牧市城山1丁目3番地 ピエスタ2F
アクセス
桃花台センター下車
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